はじめにーー
『魔女の宅急便』には、知ると映画の見方がガラッと変わる裏設定や都市伝説が数多く存在します。
ジジが話せなくなった本当の理由や、幽霊のような女の子の正体、さらには宮崎駿監督がこっそり出演していたシーンが実はあります。この記事では、ファンならぜひ知っておきたい裏設定と都市伝説を16個厳選してまとめました。
また、映画のラストは原作小説(全6巻)ではまだ序盤なのです。その後のキキはトンボと結婚し、双子のママになる……なんて驚きの後日談も!詳しくは後半で紹介しますね。
ちなみに、魔女の宅急便を「NetflixやU-NEXTで探したけど見つからない…」という方も多いですが、実は現在ジブリ作品を視聴できるのはTSUTAYA DISCASの宅配レンタルのみなのです。
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映画版 vs 原作 ざっくり比較表
| 映画版 | 原作(全6巻) | |
|---|---|---|
| ジジ | 途中から話せなくなる | 最初から普通の猫 |
| クライマックス | 飛行船事故でトンボを救出 | そのシーンは存在しない |
| キキのその後 | 描かれない | トンボと結婚・双子(ニニとトト)のお母さんに |
| ジジのその後 | 描かれない | 結婚して子猫18匹 |
原作と映画でこんなに違うんだ!と驚く人も多いかもしれません。比較しながら読むとさらに楽しめますよ。
魔女の宅急便の都市伝説・裏設定16選
①幽霊のような女の子がいる

映画序盤、修行に旅立つキキを見送るシーンに、謎の5人目の女の子が映り込んでいます。
この5人目の女の子は他の友人たちと違って口元までしか映っておらず、次のカットには忽然と姿が消えているのです。
幽霊というのはあくまで都市伝説ですが、確かにちょっと不思議な存在感のある映り方をしていますよね。気になる人はぜひ冒頭シーンをじっくり見返してみてくださいね。
②ジジが話せなくなったのは、キキが成長した証

魔女の宅急便の都市伝説の中でも、特に検索されているのがこの「ジジが話せなくなった本当の理由」です。
話せなくなったのは、キキの魔法の力が弱まったからだと思っている人も多いかもしれません。でも宮崎駿監督はこう語っています。
「あれはただのペットじゃなくて、もうひとりの自分。ラストでジジとしゃべれなくなるのは、分身がもういらなくなった、コリコの町でちゃんとやっていけるようになりました、という意味を持っている」
(『ジブリの教科書 魔女の宅急便』より)
つまりジジの声は、もともとキキ自身の心の声、いわば独り言のようなものだったのです。実際にジジが喋っていたわけではなかったという解釈ですね。
孤独な旅の中で自分に話しかけるように生まれた存在がジジだったのです。
でも、コリコで自分の居場所を見つけ、自分自身の言葉で生きていけるようになったキキには、もう「もうひとりの自分」は必要なくなった。
だからジジの声が自然と聞こえなくなった、ということなのです。
幼い頃に大切にしていたぬいぐるみを、ある日ふと手放せるようになる感覚に近いかもしれませんね。少し寂しくもあるけれど、それは成長の証でもある。そう思うとラストシーンが、また違う顔で見えてきますね。
③先輩魔女が降りた街のネオンに隠されたメッセージ
映画冒頭、キキより先に旅立った先輩魔女が降り立った街のネオンサインが「ムーラン・ルージュ」を暗示しているという説があります。
大人の世界の煌びやかさと厳しさを象徴しているという考察です。13歳のキキにはまだ見えていない「魔女の修行の先にある現実」を、宮崎監督が一枚の絵の中に込めたのかもしれませんね。
④キキとウルスラの声優は同じ人

落ち込むキキを丸太小屋で励ましてくれた絵描きのウルスラ。豪快で前向きなキャラクターですが、実はキキとウルスラ、ふたりとも同じ声優さんが演じているのです。
声優を務めているのは名探偵コナンのコナン役で有名な高山みなみさん。
もともとウルスラ役でオーディションに合格していた高山さんが、主役のキキ役も射止めた結果、一人二役になった経緯があるとか。
改めて聞き比べると、同じ人とは思えない演技力に驚いてしまいます。
声優つながりでいうと、ジジを演じたのは佐久間レイさん、おソノさんの旦那フクオを演じたのは山寺宏一さん、トンボ役は山口勝平さんと、今見ると豪華すぎるキャストが集まっていたことがわかります。
ちなみに山口勝平さんはコナンで工藤新一役も演じています。意外なところでつながっているのが分かりますね。
⑤「宅急便」はヤマト運輸の登録商標だった
実はこのエピソード、単なるヤマト運輸とのタイアップの話ではありません。
「宅急便」という言葉がヤマト運輸の登録商標であることを、制作側は映画のタイトルを決めた後に気が付いたのです。
そのため、このままでは使えない、でも今さらタイトルは変えられない。
そこで逆転の発想で、ヤマト運輸のシンボルである黒猫をモチーフにしたジジを登場させることを提案して、スポンサー契約へと結び付けたのです。
ピンチをチャンスに変えた制作秘話として、知ると映画への見方が少し変わってきますね。
魔女の宅急便といえば、「ジジ」はいわばイメージキャラクターに近い存在です。ジジがいなければ「魔女の宅急便」という世界観は成立しなかったと思うと、この経緯には不思議な縁を感じてしまいますね。
⑥コリコのモデルはスウェーデン

キキが修行の地に選んだ海辺の街コリコのモデルは、スウェーデンのストックホルムとゴットランド島のヴィスビューだとスタジオジブリ公式が認めています。
石畳と時計塔、美しい海が見える丘の景色。自然とどこか都会的な空気が共存する雰囲気がコリコとよく重なります。
また、2023年にオープンしたジブリパーク(愛知県)には「魔女の谷」エリアがあり、グーチョキパン屋などコリコの街並みを再現したスポットが楽しめます。
聖地巡礼気分でジブリパークを訪れてみるのも楽しそうですね。
⑦幻のポスターがある
魔女の宅急便といえばパン屋のカウンターに腰かけたキキのポスターが有名ですが、公開時には実は他にも候補案があったそうです。
それは、時計台にキキがいるシーンと、なんとトイレに座っているシーンの2案だとか。
なぜトイレに座っているシーン案が出たのかは不明ですが、結果的に現在のポスターに落ち着いたのは正解だと言えそうです。
⑧キキは本当はロングヘアだった
ボブスタイルがとてもよく似合うキキですが、原作ではロングヘアの設定でした。そのため、映画でも当初はロングヘアの予定でしたが、作画上の都合でボブに変更されたそうです。
結果的にボブヘアがキキの元気さと若々しさをうまく引き出していますよね。でも、ファンとしてはロングヘアのキキも少し見てみたい気がしますね。
⑨トトロのぬいぐるみが登場している
映画冒頭、キキのお父さんが座っているベッドに、実はトトロらしきぬいぐるみが置かれています。ジブリ作品の「隠れキャラ探し」のひとつですね。他にも小さな発見があるかもしれません。
⑩ジブリバスが一瞬映る
映画冒頭のシーンに「GHIBLI」とロゴが入ったバスが一瞬だけ映り込んだのに気が付きましたか?気づいた人はなかなかの観察眼の持ち主です。次回見るときにぜひ探してみてくださいね。
⑪英語版ではコーヒーがホットチョコレートに
おソノさんがキキにコーヒーをふるまうシーン、英語版ではホットチョコレートに変更されているのです。
それは、欧米では13歳の子どもにコーヒーを出す習慣がないため、より自然なホットチョコレートに差し替えられたそうです。文化の違いが映像にも反映されているのですね。
⑫おソノさんの若い頃はツッパリだった
キキの保護者的な存在のパン屋おソノさん。映画のパンフレットに「青春時代、それなりにツッパった経験がある」と記載されていたそうです!
姉御肌で頼もしくて温かいおソノさんからは想像もつかない過去ですが、だからこそキキのような若者の気持ちも柔軟に受け止めて理解できたのかもしれませんね。
ぜひ、ツッパっていた時代の写真も見てみたいですね。
⑬クライマックスは映画オリジナルのシーン
飛行船の暴走からトンボを救うあの手に汗握るクライマックスですが、実は原作には存在しないシーンです。
映画ならではの盛り上がりを作るために追加されたシーンになっていて、今では魔女の宅急便を象徴する名場面になっています。
⑭宮崎駿監督以外が監督になっていたかもしれない
宮崎駿監督はもともと魔女の宅急便ではプロデューサーとして関わる予定でした。
ところが脚本の方向性やスポンサーの意向から、最終的に監督を引き受けることになったそうです。もし別の監督が手がけていたら、魔女の宅急便はまったく違う作品になっていたかもしれませんね。
⑮宮崎駿監督が映画に出演している
映画終盤、トンボを助けたキキを見て「あのデッキブラシはわしが貸したんだ!」と自慢する掃除夫のシーンがあります。
その右上に映っている眼鏡の男性が、実は宮崎駿監督本人では?という裏設定があります。監督の遊び心が感じられる隠れキャストですね。
⑯魔女の宅急便はジブリを救った作品
1989年の公開時、魔女の宅急便は財政難だったジブリにとって起死回生の大ヒットを記録しました。この成功がなければ「もののけ姫」や「耳をすませば」も生まれていなかったかもしれないとも言われています。
魔女の宅急便はジブリの歴史の転換点となった一本だと言えるでしょう。
キキのその後:原作ではトンボと結婚して双子のお母さんに

映画ではハッピーエンドで幕を閉じますが、原作(児童文学作家・角野栄子さん著)ではその後の物語も描かれています。キキはトンボと結婚し、双子の子ども・ニニとトトを授かるのです。さらにジジも結婚して子猫が18匹も生まれたとか!
また、制作側には「魔女の宅急便は女性の一生を描いた作品」というメタ的な設定もあります。
キキ(13歳)・ウルスラ(18歳)・おソノさん(26歳)・お母さんコキリ(37歳)と、それぞれが異なるステージの女性として登場しており、キキが歩んでいく未来の姿が作品の中にすでに描かれていたということですね。
そう思うと、なかなか深い作品だなと感じますね。
さらに、映画版のエンディングは実は原作全6巻のまだ序盤に過ぎません。
キキが大人になっていく姿をもっと読みたい人は、ぜひ原作を手に取ってみてください。文庫版なら全6巻セットでお得に揃えられます。
まとめ:知ってから見返すと、また違う映画になる
ジジが話せなくなったのはキキの成長の証、クライマックスは映画オリジナル、「宅急便」の商標問題がジジ誕生のきっかけだった……。裏設定を知ってから見返すと、何気ないシーンがまったく違う表情で見えてきますね。
NetflixやU-NEXTでは配信されていないジブリ映画ですが、TSUTAYA DISCASなら30日間の無料お試しで今すぐレンタルできます。
この記事で紹介した裏設定を頭に入れた状態で、キキとジジの成長をもう一度じっくり確かめてみてください。
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